子供新聞人気ランキング【2023年最新版】

子供新聞には読売・朝日・毎日の3紙があります。どれも同じ小学生向けの新聞ですが、それぞれに特徴があり、お子様の性格や能力によって好みも大きく分かれます。それでは、現在もっとも人気のある子供新聞はどれでしょうか?購読者の意見をもとに、当サイトで調査をしてみました。

人気No.1の子供新聞は?

1位読売KODOMO新聞

読売KODOMO新聞
オススメ度 ★★★★★
人気度 ★★★★★
発行日 毎週木曜日
価格 月額550円(税込)
ページ数 20ページ

一面を飾る大きな写真や、ページ全体に掲載されたイラストや図表が特徴的。勉強や読書が苦手な子供でも興味を持ちやすく、読みやすいのが『読売KODOMO新聞』の魅力です。そのため、子供たちの人気が最も高く、発行部数においても計20万部以上と断トツの1位。

さらに名探偵コナンやポケモンなどのコラボコンテンツ、女子向けのファッションコンテンツ、大人も一緒に楽しめる特集コーナーなど、「読者視点」の記事が多数掲載されています。

一方で、四谷大塚監修の中学受験向け学習コンテンツも充実しており、受験生からの人気も上々。このように「学習と娯楽を両立」し、万人向けを目指した『読売KODOMO新聞』だからこそ、これだけの人気を勝ち取ることができたのでしょう。

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2位朝日小学生新聞

朝日小学生新聞
オススメ度 ★★★★☆
人気度 ★★★★★
発行日 毎日
価格 月額2,100円(税込)
ページ数 8ページ

中学受験生にとっては王道の子供新聞である『朝日小学生新聞』。発行部数では『読売KODOMO新聞』に劣るものの、受験対策ツールとしての人気は断トツのトップ。そういった意味では、子供より親に人気のある子供新聞といえるでしょう。

全体を通じて5教科の学習コンテンツ、時事ニュース、政治、経済など、中学受験に出題されやすい内容が多く、新聞を読みながら「社会」や「国語」の基礎力を身につけることができます。

勉強や読書が得意なお子さんや、『読売KODOMO新聞』を読み慣れて、次のステップに進みたいと考えるお子さんにおすすめの子供新聞です。

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3位毎日小学生新聞

毎日小学生新聞
オススメ度 ★★★★☆
人気度 ★★★☆☆
発行日 毎日
価格 月額1,580円(税込)
ページ数 8ページ(金土12ページ)

80年以上の歴史を誇る老舗子供新聞。発行部数としては3位にとどまりますが、池上彰さんのニュース解説をはじめ、大人でも魅力的に感じるコンテンツが多く、親子で楽しめる内容になっています。

特に人気のコンテンツとして、前述の時事ニュースコラム「教えて!池上さん」、科学好きにはたまらない「銀河教室」、子供の人気が高く、歴史・文化コンテンツを学べる「おもしろ古典塾」などが挙げられます。

内容的に他紙に劣るというわけではありませんが、『読売KODOMO新聞』のように初心者向けではなく、『朝日小学生新聞』のように受験生に特化した内容になっているわけでもないため、結果的に3紙の中では人気を得づらい状況にあるようです。

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子供新聞の筆頭『読売KODOMO新聞』が人気の理由

子供新聞を子供は「見た目」で選ぶ

子供新聞(小学生新聞)の中でも、『読売KODOMO新聞』は、「子供の人気が圧倒的に高い」という大きな特徴があります。

もちろん、わざわざ「子供の人気」と表現しているのには意味があります。つまり、子供と大人では、評価がまったく異なるということです。

というもの、もし「親」が子供新聞を選ぶのであれば、おそらく『朝日小学生新聞』がもっとも人気の高い子供新聞になるはずです。なぜなら、子供新聞を購読しようとするお父さん・お母さんは、子供の「中学受験」を意識しているケースが大半です。

そして朝日小学生新聞は、まさに中学受験対策に特化した子供新聞であり、学校や塾関係者のなかにも、朝日小学生新聞を勧める人が多いからです。

ちなみに、念のために付け加えておくと、実際のところ朝日小学生新聞「だけ」が、中学受験に効果があるわけではありません。どの新聞を選んでも、中学受験に対する効果はそれほど変わらないはずですが、周囲の評判を重視するのが大人というもの。

いずれにしても、そのような理由から、朝日小学生新聞は親に人気のある子供新聞といえるのです。

一方で、もし子供新聞の購読を始める前に、3紙のお試し版を取り寄せてみるとします。そして、子供自身に気に入った新聞を選んでもらおうとすると、恐らくかなりの確率で『読売KODOMO新聞』を手に取るはずです。

それはなぜか。

その理由は内容以前に、「見た目」にあります。

『読売KODOMO新聞』の一面は、大きな写真がほぼ全体を占めています。さらに全ページにわたって、イラスト、図解、表などを豊富に掲載。3紙を並べてみると、「ビジュアル」において、その違いに驚くことでしょう。

大人でもそうですが、文字でビッシリ埋め尽くされている本より、図解のたくさん差し込まれている本のほうが「読みやすそう」と感じますよね。

 『読売KODOMO新聞』は雑誌に似ているという人もいますが、まさにその通りで、雑誌のようなものをイメージしてもらった方が分かりやすいかもしれません。

そして、たくさんの写真やイラストが掲載された新聞を好むのは、もちろん子供も同じ。特に子供の場合、少なくとも初見ではほぼコンテンツの違いを理解できず、ビジュアルが重要な判断基準になります。

そのため、ビジュアル面に力を入れている『読売KODOMO新聞』は、子供の人気を得やすく、結果的に子供人気につながっているわけです。

ちなみに我が家では、大人用の新聞(つまり普通の新聞)と『読売KODOMO新聞』を両方購読していますが、子供新聞は、大人が読んでも充実していると思えるくらいに、ニュースやその他の教養がしっかりとまとめられています。

私の友人の中には、普通の新聞は取らずに、家族で『読売KODOMO新聞』を読みまわしている人もいるほどです。

ビジュアルにこだわる理由

このような話をすると、見た目で選ばせるなんて、「(文字通り)子供だまし」ではないか!と懸念される方もいらっしゃいますが、決してそういうわけではありません。

なぜなら、「子供に人気がある」ということはつまり、「子供の興味を惹きやすい」ということでもあるのです。

子供新聞を購読する目的は、子供に「読む力・考える力」、さらに「知識や教養」を身につけさせること。

しかし、「読む力・考える力」を身につけさせようにも、そもそも読んでもらわなければ意味がありません。その目的を達成するために、「子供の興味を惹きやすい」構成は何よりも大切なのです。

また、前述のように、写真やイラスト、図表のあった方が、未知の情報でもイメージをしやすく、視覚的理解を促してくれます。

新聞を読んで、内容を理解できると、もちろん面白いと感じます。面白いと、継続したくなり、そして継続することで、「読む力・考える力」や「知識・教養」を身につけることができるのです。

このように、『読売KODOMO新聞』の人気は、決して表面的なものではなく、非常に理にかなった仕掛けを含んでいるのです。

また、大人にとっても図解は大いに役立ちます。というのも、図解がしっかりしているので、質問されても説明しやすいというメリットがあるからです。

さらに、普段はあまり新聞を手に取らないお母さんにも読みやすく、親子で一緒に楽しめるという側面もあります。

ようするに『読売KODOMO新聞』は、子供学力の有無にかかわらず、取り組みやすく継続しやすい、万人におすすめできる子供新聞と評価することができるのです。

「週刊」というメリットとその効果で「読むことが継続できる秘訣」

ちなみに、『朝日小学生新聞』と『毎日小学生新聞』が「日刊(毎日発行)」であるのに対し、『読売KODOMO新聞』は「週刊」です。新聞といえば日刊であり、とうぜん毎日届いたほうが効果的なようにも感じられますが、子供の場合はそうでもありません。毎日届くということは、毎日読まなければならない、ということです。読書慣れしている子どもならいざ知らず、初めてまともな文章を読み始めたようなお子さんにとって、これは大きな重圧になります。1週間時間をかけてじっくりと読み、あるいは読み返す余裕のある「週刊」だからこそ、気負わずに継続できるというメリットもあるのです。
また、前述の図解がしっかりしている事からも誰しもがおちいる「継続」も他の子供新聞と比べてしやすいという特徴があります。

『読売KODOMO新聞』について
もっと詳しく知りたい方はこちら

難関中学を受験するなら『朝日小学生新聞』

前述の『読売KODOMO新聞』には、誰でも「読みやすい」という特徴があります。そのため、初心者向けの子供新聞といっても間違いではありません。

しかし、そもそも学力が高かったり、読書慣れしている子であったり、中学受験の教材として利用したいお子さんにとっては、少々物足りない一面もあります。たとえば2ページにわたる(学習とは関係のない)マンガコーナーや、女の子向けのファッション情報などは、勉強したい子供にとっては「余計なコンテンツ」になってしまいます。

その点、『朝日小学生新聞』は中学受験の副教材的ポジションにあり、実際に難関中学受験生の四割は『朝日小学生新聞』を購読しているほど。というのも、時事ニュース・政治・経済・社会に強く、中学受験(とくに社会や国語)に出題されやすい情報が数多く掲載されているからです。

そのため、中学受験を意識していたり、あまり文字を読むことに抵抗がなかったりするお子さんの場合には、上級者向けの『朝日小学生新聞』をおすすめします。

また、もちろん『読売KODOMO新聞(週刊)』から始めて、新聞に慣れたら日刊の『朝日小学生新聞』に移行するという方法も効果的です。

『朝日小学生新聞』について
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すぎもと

ライター杉本 夏南(すぎもと かな)

2児の母 (長男 10歳 と 長女 7歳)。塾講師や家庭教師の経験を活かし、主に子育てや幼児教育・学校教育の記事を執筆している。

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