子供新聞っていくらするの?気になる料金を徹底比較!
子供の学力アップや中学受験対策に大人気の「子供新聞」。購読者は急増し、小学生の副教材として大きな話題を呼んでいます。しかし、気になるのはそのお値段。あまりに高額なら迷ってしまいますが、実のところ子供新聞は、なんと月額550円から購読できるのです。
子供新聞っていくらするの?
子供新聞には『朝日小学生新聞』『読売KODOMO新聞』『毎日小学生新聞』があり、それぞれの料金は下記の通りです。
読売 | 月額550円(税込) |
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朝日 | 月額2,100円(税込) |
毎日 | 月額1,580円(税込) |
もっとも料金の高い『朝日小学生新聞』で月額2,100円(税込)、『読売KODOMO新聞』にいたってはなんとワンコインで購読できます。一般的な新聞の料金は月額4,000円程度。それを考慮すると、子供新聞はかなり安価に購読できることが分かります。
どうして『読売KODOMO新聞』だけそんなに安いの?
『朝日小学生新聞』と『毎日小学生新聞』が「日刊」発行であるのに対し、『読売KODOMO新聞』だけは「週刊」発行です。内容的なクオリティの差はありませんが、発行ペースが少ない分、価格が抑えられているようです。
日刊と週刊はどちらがいいの?
日刊と週刊にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
週刊のメリット
まず「週刊」のメリットは、週に1度しか届かないため、子供の負担やプレッシャーになりづらいという点です。習い事で忙しいお子さんや、読書慣れ・活字慣れしていないお子さんにとって、「新聞を毎日欠かさず読む」ことは、とてつもない苦労をともないます。新聞を読まなければならないというプレッシャーから、最悪の場合新聞が嫌いになり、購読をやめてしまうかもしれません。そのため、週刊というペースの方が子供の負担になりづらく、継続しやすいというメリットがあるのです。
もちろん料金の安さもメリットのひとつといえるでしょう。
週刊のデメリット
「週刊」のデメリットは、習慣付けをしづらいという点です。一つの行為を習慣化させるためには、同じ行為を「毎日」続ける必要があります。もちろん週刊新聞でも、7日分に分割することで、毎日少しずつ読み続けることはできます。しかし、やはり毎朝決まった時間に新聞の届く「日刊」に比べれば、習慣化しづらいのは間違いありません。
言い換えると、モチベーションを維持するための工夫や、家族の支援が必要になるということです。たとえば定期的に新聞の話題を持ちかけたり、ときどき一緒に新聞を読んであげたりすることで、子供のやる気が刺激され、新聞の購読を継続しやすくなるはずです(これは日刊でも同じことがいえますね)。
日刊のメリット
「日刊」のメリット・デメリットについては、「週刊」とまったく逆のことがいえます。まず日刊のメリットは、習慣化しやすいという点です。1週間に1度しかしない行為と、毎日する行為では、当然後者の方が圧倒的に習慣性が身につきます。子供新聞の効果は長期間継続しなければ得られないため、「習慣化しやすい」という側面は、それだけで大きなメリットになりえるのです。
日刊のデメリット
「日刊」のデメリットは、子供の負担やプレッシャーが大きい点です。子供新聞といえども、1日分は新聞サイズで8ページ。しかも文字でギッシリ覆われているため、子供にとって気軽に読める量ではありません。それを毎日読まなければならないとしたら、子供は負担に感じてしまうもの。結局自分には難しいと判断し、辞めてしまうお子さんも多いのが現状です。
日刊を継続するための対策法として、すべての記事を読むのではなく、興味のある記事だけピックアップして読むようにする方法などが挙げられます。ちなみに、日刊新聞を購読していても、けっきょく忙しくて毎日読んでいない、というご家庭も少なくないようです。
なお、日刊は週刊に比べると、料金が3倍近く高くなるという側面もあります。
まとめ
「子供新聞」は、学校教育や塾、参考書ではなかなか習得できない「知識・教養」「読解力・思考力・表現力」を身につけることができます。また中学受験生の場合は、「時事問題」を対策できる数少ないツールとしても活用できます。これらの効果を月額550円から得られるとすれば、「子供新聞」は十分にコストパフォーマンスの高いアイテムと評価できるはずです。
ライター杉本 夏南(すぎもと かな)
2児の母 (長男 10歳 と 長女 7歳)。塾講師や家庭教師の経験を活かし、主に子育てや幼児教育・学校教育の記事を執筆している。